海外留学生の就活ノウハウ

「成功する就職活動は、しっかりとした事前準備から」

海外にいる留学生は、日本の学生と比べて就職活動の情報が不足しがち。
就職活動に必要な事前準備を“留学生の就活”にポイントを絞っていくつかご紹介いたします。是非お役立てください。

キャリアアドバイザー/渡辺 真弓 キャリアアドバイザー
渡辺 真弓

留学先別の就活スケジュール

アメリカ・カナダ

2学期から構成されるセメスター制、4学期で構成されるクォーター制と大学によって学事スケジュールは異なりますが、ここではセメスター制のスケジュールを例に解説いたします。

就活スケジュール
■自己分析は早めにスタートを。
卒業や帰国が近づいてからでは遅いのが、自己分析や企業研究。
日本の学生は、3年生の10月頃から自己分析や企業情報の収集をスタートします。この自己分析が基礎となり、受けたい企業が決まり、自己PRが話せるのです。
■3年生の冬休み
12月の試験が終わった頃、日本では多くの企業が説明会を実施しています。
この期間は面接実施をしている企業は少ないですが、夏期の長期休暇での帰国に備えた企業情報の収集を行うために、企業情報の収集を行っておくと良いでしょう。
■5-6月卒業の方へ
日本における企業の採用活動は、4〜5月/6〜9月 と大きく2つの山があります。
試験が終わったらなるべく早く帰国をし、6〜9月の採用ピークに活動ができるようにしましょう。卒業から半年以上が経過すると、書類選考の通過率が落ちる傾向がありますので、4月まで時間があると思わずに活動することが重要!
事前準備をしっかりと行って、帰国後すぐに面接を受けられるようにしておきましょう。

※春学期を休学して卒業を12月に延ばして日本で就職活動をされる方もいらっしゃいます。ただし、新卒採用の場合は年齢が重視されるケースも多いため卒業を延ばすことと、卒業時の年齢などもよく考慮して決めましょう。

■12月卒業の方へ
夏休みの一時帰国が就職活動の勝負時です。
短期間での就職活動は、効率や事前の準備がより多く求められます。
帰国前に受ける企業ラインナップを決めておき、面接や筆記試験の対策を行っておくようにしましょう。
もちろん、12月の卒業後も全く可能性がないということはありませんが、前にも述べたように、日本における企業の採用活動の山が、4〜5月/6〜9月であるということは事実。
新卒採用の募集を行っている企業の情報を見つけるのが難しくなってきます。
また、卒業後帰国をする時期には、2014年度の採用活動がまさに始まる時期でもあります。
2014年度の就職活動への期待を寄せて、2013年度の活動を行わないことは非常に危険。
既卒学生の受け入れに寛容な企業はまだまだ少ないのが実情。2013年4月入社を目指した活動を行いましょう。

※よくある質問
OPTについて
また、卒業後のOPTを選択するのはあまりお勧めしていません。
OPT後、現地で就職ができるのであれば良いと思いますが、日本ではまだまだ既卒採用の文化は根付いていないのが実情です。

先輩の事例

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[佐藤 茉里奈 さん 留学先:アメリカ 最終学歴:大学]2011年8月卒業(内定時期:2011年9月)

「留学中は勉強が忙しく、卒業後に活動。帰国して1カ月で内定できました。」
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[Uさん 留学先:アメリカ 最終学歴:大学]2010年12月卒業(内定時期:2010年5月)

夏期休暇を利用した一時帰国で、就職が実現。
語学を生かしたいという強い希望を持ち、商社にチャレンジ。総合商社も受けていたが、入社を決めたのは、
専門商社だった。入社後2〜3年してから海外出張や海外赴任、というスピード感より、若いうちから出張や海外との折衝などを任せてもらえる環境に成長の魅力を感じて専門商社へ入社を決意。
卒業後に帰国をし、入社までの期間でアルバイトをしているが、社風もアットホームで仕事も魅力的。
とても気に入っていると、嬉しそうに報告をいただいた。

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[Wさん 留学先:アメリカ 最終学歴:大学]2010年5月卒業(内定時期:2010年8月)

アメリカで生まれ育ったが、自分の親が生まれ育った日本で生活し、働きたいという思いが強かった。
しかし、日本の就職活動事情も何を準備したら良いのかも分からず苦戦を強いられた。
Wさんは学生時代にベンチャー企業の立ち上げ経験を持ち、バイタリティ・行動力が非常に高い。
しかしながら、面接での日本語コミュニケーションに少し苦労をしていたため、キャリアアドバイザーから企業担当を介して、Wさんの表現力へのフォローを実施。
結果、非常に高いビジネス英語力が求められていた企業への海外営業職で内定。
海外営業経験者の採用募集への入社決定となり、入社後すぐの活躍が期待されている。

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[Tさん 留学先:アメリカ 最終学歴:大学]2009年12月卒業(内定時期:2010年9月)

卒業後に就職活動を本格的に行うも、面接が通過しなかったTさん。
企業からの面接FBでは「ビジネスマナー」「礼儀」への指摘がほとんど。
キャリアアドバイザーは、Tさんに気をつけるべき点として、厳しい事ではあったが指摘したところ、Tさんは指摘された点を必ず気をつけるように。Tさんは次第に面接通過率が上がっていった。
しかし4月を超えると書類選考が通過しづらくなってきた。書類通過率は、次第に下がっていき、Tさんを焦らせたが、8月に面接を受けたとあるベンチャー企業から内定を獲得。
社長がTさんのありのままの人柄を気に入り、Tさんも社長と意気投合した事で入社を決めた。

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[Yさん 留学先:カナダ 最終学歴:大学]2010年5月卒業(内定時期:2010年8月)

「いつか起業」と思っていたYさんは、中小・ベンチャーを中心に活動していた。
8月に欠員募集でエージェントのみから応募を受け付けていた、
大手SIerのコンサルタント職へキャリアアドバイザーから勧められて応募をしてみることに。
この企業では、プロジェクトマネージャーとしての知識や能力をつけることができると知り、身に付く筋力に共感。
IT志向は当初全くなかったが、企業もYさんの学生時代のエピソードから、どんなに忙しくてもやり切る人物。
ということを見抜き、結果内定。Yさんも、成長ができる環境があると確信し、入社を決意。

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